第13章 ヨルナミとおバカ主人公4
「…ミスター神経質って呼ぶわ。」
ヤタカ「ヤタカだと言ってるのにー!!」
「あはは!あんまり怒ると血圧が上がるわよ?」
ヨルナミ「で?今度は何が大変なんですか?一応言っておきますが、はみ毛のことなら知りませんし下着の湿気取りに哭多を使うのはお断りですよ?」
なんやかんなで一応話を聞こうとしてくれるヨルナミなのであった。
クグラ「ヨルナミの口からはみ毛なんて聞くとは思わなかったぜ…。」
「あぁ!そうだったわ!私元の世界に帰るから!」
ヨルナミ「は??」
「だから〜元の世界に帰れるんだよ!昨日の夜中に私がこっちの世界に来ちゃった時に会ったオッサンがやって来てね〜!」
ヨルナミ「昨夜って…随分大きな寝言だと思ってたら違ってたんですね…。」
「え!?まさか私が寝てる時いつも聞き耳立ててたの!?いや〜ん!ヨルナミったらヤラシイ!!」
ヨルナミ「(無視)で?帰るんですか?」
「あら、ヤラシイ言われてるのに突っ込まないでやんの。…勿論帰るわよ!帰ればBL漫画読めるんですもの〜!」
カンナギ「びーえるって何だよ?」
「男同士がイチャイチャはぁはぁする奴!」
カンナギ「!?流石は変態…。」
ヨルナミ「へぇ…帰るんですね。さっさと帰ればいいんじゃないですか?」
「あら冷たい子ね!…まぁヨルナミには世話になったからお礼の品を置いていくわ!」
ヨルナミ「別にそんなのいいですからさっさと帰りなさいな。」
「?さっきから随分とご機嫌斜めね…今更更年期かしら。」
ヨルナミ「お黙りなさい!」
「うわっ怖っ!はいはい帰るわよ。じゃぁね〜!風の妖精と白髪の兄ちゃんと痔の神鞘とミスター神経質よ、会ったばかりだけどさようなら〜!!」
そして涼子は消えてしまった。
アカチ「…喧しい奴だったな。」
ヤタカ「人の名前まともに覚えずに帰って行ったね。」
クグラ「ヨルナミだけはまともに名前呼んでたよな……ヨルナミ?」