第11章 ヨルナミとおバカ主人公2
ある昼下がり、神鞘会議を終えた後ヨルナミは自分の城にクグラを招きお茶を飲んでいた。
するとそこにおバカな涼子が叫びながら走って来た。
「ヨルナミ!大変よ!!」
ヨルナミ「ぶー!!…大変なのはそなたでしょう!?何なんですか!その頭は!?」
ヨルナミはお茶を吹き出してしまった。何故なら涼子がブラジャーを頭に被っていたことに驚いたからである。
「たった1つしかない日本から持ってきたブラジャーが乾かないから被って走って乾かしてたに決まってるでしょ!?」
ちなみに以前パンツの湿気を哭多で取ってもらったのだがもう二度とやらないと言われたので頭に被って走って乾かすという奇行を行ったのである。
ヨルナミ「そんなの分かるわけないではないですか!!」
「そんな事より……ん??そちらの方は??」
ヨルナミ「風の神鞘のクグラですよ。」
「あぁ、ヨルナミの彼氏ね!」
ヨルナミ「何故そうなるのです!?」
クグラ「ギャハハハハハ!!お前面白い奴だな!」
「お褒めの言葉ありがとう!」
ヨルナミ「別に褒めてないと思いますが…。涼子、ちゃんと挨拶なさい。」
「異世界からやって来ちゃいました、ぴちぴちの女子高生!三神涼子17歳です!涼子って呼んでね?」
ヨルナミ「普通に名前だけ言えばいいのに…。」
クグラ「おう!お前のことはヨルナミからよく聞いてるよ。スゲー変人なんだってな!」
「美少女に向かって変人とは何事だ!!」
ヨルナミ「どこが美少女なんだか…。」
クグラ「ギャハハハハハ!やっぱお前面白い!」
ヨルナミ「…クグラ、気に入ったなら涼子のこと連れて帰ってもいいですよ?」
クグラ「ん?それは遠慮しとく。毎日は会うのは疲れそうだし。」
「私も嫌よ!毎日裸男を見てなきゃいけないなんて…。」
クグラ「なっ!?…こういう格好がカセフノでは普通なんだよ!」
「なにぃ!?カセフノって露出狂だらけなのか!?」