第8章 パパの育児奮闘記?(カンナギ続編)
カンナギ「(ヤベェ…柄にもなく感動しちまった…。この前まで小さかった涼子が…こんな美味い飯作れるようになるなんて…。)」
カンナギは箸を持ったまま固まっていた。
「パパ??どうしたの??」
カンナギ「いや…なんでもない。お前料理上手いんだな。正直驚いたよ。」
「誰かに食べてもらったの初めてだから上手いかはよく分からないけど料理は好きなんだ〜!」
カンナギ「…向こうの世界で好きな男とかに作ったりしなかったのか?」
「え?涼子が好きなのはパパだから他に好きな人できたことないよ??」
カンナギ「(こいつ…恥ずかしげも無くよく好き好き言えるなぁ…。照れるじゃねぇかよ。)そうか。…また飯作ってくれるか?」
「うん!」
そして寝る時間…
カンナギ「…一緒に寝るか??」
「寝る〜!パパから一緒に寝ようって最初から言ってくれるの珍しいよね!」
カンナギ「今日はたまたま時間があったが、普段は仕事が忙しくてあまりお前と過ごしてやれないから一緒にいてやろうと思ってな。」
「あぁ…そうだよね…。パパは神鞘様だし、天和国は火災が多いから忙しいんだよね…。」
涼子は寂しくなりカンナギに密着した。
カンナギ「…ごめんな。」
涼子を抱きしめ頭を優しく撫でる。
「パパにしかできないお仕事なんだから仕方ないよ!涼子、ちゃんといい子にしてるからパパは安心してお仕事頑張ってね!」
カンナギ「あぁ。(ガキっぽいけど…やっぱ成長したんだなぁ…。昔だったら仕事ついて行くって泣いてたのに。)」
「ところで…パパに教えてほしいんだけど…。」
カンナギ「なんだ?」
「赤ちゃんってどうやったらできるの??」
カンナギ「もう少ししてから教えるって言ったばかりだろ。」
「早く知りたいんだもん…。オヒカお兄ちゃんは嘘ついたし、ホニちゃんに聞いても教えてくれないし…。」
カンナギ「…ホニにも聞いたのか?」
「うん。朝、パパが仕事行った後に行き合ってね。試しに聞いたんだけど『ご飯ってどうやって炊くの?みたいなノリで聞くなー!!まったく純粋なんだかただの阿保なんだか…。そんなに知りたいならカンナギ様に聞きな!』って怒られちゃったの。ホニちゃんいつも優しいのに…。」
カンナギ「はぁ…。分かった。教えてやるからもう他の奴に聞くなよ?」
そしてカンナギは子作りについて説明する。
