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短編(アラタカンガタリ )

第8章 パパの育児奮闘記?(カンナギ続編)


カンナギ「…は?別に?」
オヒカ「またまた〜!涼子に一緒に入らないとか言われて寂しかったんじゃないですか?」
カンナギ「お前…面白がってねぇか?」
オヒカ「いやいや!カンナギ様と涼子、お二人の幸せを願ってるだけです!」
カンナギ「ぜってぇ面白がってるな…。」

「パパ見て〜!赤ちゃん可愛いよ!」
涼子はオヒカとフヨウの赤ん坊を抱かせてもらっていた。
カンナギ「そうだな…。」
オヒカ「赤ん坊を抱くお前のが可愛いとか思いました?」(コソコソ)
カンナギ「は!?何言ってんだよ!」
オヒカ「涼子を見てだいぶ顔がほころんでたもんですから。」
カンナギ「ただ、この前まで赤ん坊に毛が生えてた奴が赤ん坊抱いてるなぁと思っただけだ!」
オヒカ「素直じゃないですね。」

涼子とカンナギは赤ん坊を見た後散歩に出かけた。
涼子は自然と手を繋ぐ。
「パパの手大きいね!」
カンナギ「お前、それ昔も言ってたよな。」
「そうだっけ??」
カンナギ「そう言った後、他の奴らの手のことも言ってたろ?アカチの手が一番デカいとか。」
「あぁ、言ってたね!クグラお兄ちゃんは手をスリスリしたとか!」
カンナギ「よく覚えてるな。」
「パパと会う前のことはもうほとんど覚えてないけどパパと会ってからのことはいっぱい覚えてるよ!」
カンナギ「そうか…。お前は…向こうの世界に帰りたくなったりはしないのか?」
「ん?しないよ?涼子はパパが居るここが一番好きだから!」
カンナギ「向こうの育ての親のことは聞いたが…友達とかも居ただろ?会いたくなったりしないのか?」
「友達居たし、会いたい気もするけど…パパと一緒に居る方がいいの。パパと会えない方が寂しいし…涼子、パパが一番好きだから…。」
カンナギ「じゃぁ俺と一生共に生きるか?」
「パパは涼子とずっと一緒でいいの?邪魔にならない?」
カンナギ「なるわけないだろ。…あと、俺が言った一生共に生きるってのは娘としてではないぞ?」
「…えっ?」
カンナギ「…俺の妻になってくれればと思ってな。…それならお前も他所に嫁ぐこともないし一生共に生きられる……!?」
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