第2章 もしもヨルナミと夫婦だったら(クグラと夫婦主人公編)
苦手な野菜を我慢して食べた後、涼子はヨルナミとスズクラへ向かう。
ヨルナミは涼子の手を取る。
ヨルナミ「たまには手を繋いで歩くのもいいと思いませんか?」
「…うん。」
涼子は少し照れながら答えた。
そして二人でスズクラの中を歩いて回りアクセサリーの店を見つけた。
ヨルナミ「これ、涼子に似合いそうじゃないですか?」
ヨルナミは髪飾りを手に取った。
「わぁ〜!可愛いね!でも私なんかに似合うかな?」
ヨルナミ「私の見立てに間違いはありませんよ。…これをあなたに贈りたいのですがよろしいですか?」
「え!?買ってくれるの??高いんじゃない??」
ヨルナミ「問題ありませんよ。贈らせてもらえますか?」
「…うん!ありがとう!」
ヨルナミ「(ニコッ)…これはおいくらでしょう?」
商人「いやいや、ヨルナミ様からお代を頂くわけには…どうぞ持ってってくださいませ!」
ヨルナミ「…今はただ、妻と買い物をしているだけですから。領主という立場など気にせずに接していただきたい。」
商人「そうですか?では…銀15枚になります。」
ヨルナミ「こちらでお願いします。」
商人「ありがとうございます!またお越しくださいませ!」
「可愛いの買ってくれてありがとうね!」
ヨルナミ「いえいえ。涼子が喜んでくれて私も嬉しいですよ。」
「ヨルナミ?これつけてくれる??せっかくだから身に付けて出歩きたい!」
ヨルナミ「いいですよ。」
涼子はヨルナミに髪飾りをつけて貰う。
ヨルナミ「やはり私の見立て通り…とてもよく似合いますよ!」
「本当!?」
ヨルナミ「ええ、とても愛らしい。」
「また!そういうこと普通に言う!」
涼子はまた照れる。
ヨルナミ「照れた顔もまた愛らしい。」
そしてヨルナミは涼子に軽く口付けをした。ちなみにここは人気のない場所なので周りに人はいません。
ヨルナミ「涼子、愛してます。」
「…ヨルナミ。私もヨルナミのこと愛してるよ。」
涼子はヨルナミに抱き着きヨルナミは抱きしめ返した。