第6章 人魚(人魚シリーズからネタ借りてます。相手はヨルナミ)
ウルキ「お前は俺をガキだと思ってるからそんな気は全然ないだろうな。でも俺は女としてお前が好きだった…俺を必死に守ってくれようとした時凄く嬉しかった。子供の姿だからお前と対等にはなれないのは分かってたからどうこうなろうなんて夢は見なかったけど…ヨルナミと一緒になるって言った時俺は苦しかった。俺が手に入らない物を手に入れたヨルナミが凄く憎くなった…。」
ヒルコ「おい!お前おかしくないか!?涼子を好きなら何故ヨルナミ様との結婚の話が出る前から大人に人魚の肉を食わせて化け物にしたんだよ!?化け物は涼子を殺したろ!?いくら涼子が人魚の肉の効き目が弱まってきたとはいえ好きな奴にやることじゃねぇだろうが!」
ウルキ「好きだからやったんだよ…。化け物に涼子を殺してもらって楽にしてやりたかった。死んでる間に俺が首を切り落としてもぅ二度と苦しまないように…。お前らが来ちまったから出来ずじまいだったけど。」
ヒルコ「…お前イカれてるな!!」
ウルキ「イカれてて結構だ。…まぁ俺がやろうとしてることバレちゃったし、邪魔なヨルナミは俺じゃ殺せないしもういいや。俺消えるよ。」
「ウルキ…。」
ウルキ「ねぇ、涼子?最後にお願い聞いてくれる?」
「何?」
ウルキ「俺を殺して?」
「そんなことできるわけないじゃない!!」
ウルキ「お前甘ちゃんだよなぁ…俺はお前を酷い目に合わせたんだぜ?憎くないのかよ?」
「私も不老不死になってからずっと一人ぼっちだった…。でもウルキと会えて…私に懐いてくれて…嬉しかったの…。本当の子供と思って一緒に居たから…。殺せないよ…。」
ウルキ「ははは。本当に馬鹿な女……ぐあっ!!」
突然ウルキの首が落ちた。
ヨルナミ「ウルキ!?」
民「この小僧!!話してたこと全部聞いたぞ!!」
民がウルキを斧で切ったのだ。
「ウルキー!!イヤー!!」
民「コイツのせいで…俺の娘は…。コイツに変なもの食わされて化け物に…。これは天罰だ!!当然の報いだ!!」
人魚の肉を食べさせた娘の親に復讐されウルキは死んだ。