第6章 人魚(人魚シリーズからネタ借りてます。相手はヨルナミ)
ウルキ「はっ!お前らみたいに同じ不老でも神意が使える鞘に俺の気持ちなんて分かるはずないさ。俺はただの人間で簡単に死ぬし生き返れるけど苦しいんだよ。その苦しいのが延々と続くんだ。…半年くらい前に良さげな奴見つけて人魚の肉食わせたらいつも通り化け物になっちまって追いかけ回されてる時に涼子に出会った。あいつは俺を必死に助けてくれた。しかも俺と同じ不老不死で俺の面倒も見てくれるって言ってくれてさ…これで安泰だと思ったよ。なのに涼子の奴、会って数ヶ月頃に人魚の肉の効き目が弱まってきたのか生き返るのにかなり時間かかるようになって傷の治りも遅くなりやがった。俺の安泰は数ヶ月で終わったと思ってよ…また新しい奴探そうと思って色んな奴に人魚の肉食わせたりしてたんだけどなかなか不老不死になれる奴がいないんだよなぁ。気付かなかったか?なり損ないが出るところにいつも俺が居ただろ?涼子も馬鹿だよなぁ…全然気付かないで俺を毎度助けて死んでを繰り返して。」
ヨルナミ「涼子は…そなたを本当に大切に思ってたのですよ!それを…ウルキ!!私はそなたを許さない!!」
ヨルナミは劍神をウルキに向ける。
ウルキ「へぇ〜。神鞘様が俺みたいな子供を殺すのかい?それに俺が死んだって聞いたら涼子はどう思うかなぁ…。あいつは俺が人魚の肉持ってて食べさせてる黒幕だなんて信じないだろうから、ヨルナミ?あんた涼子に嫌われちゃうね?」
「ウルキ!もうやめて!!」
涼子が現れた。
ヨルナミ「涼子!そなたは外に出ないようにと…。」
「ごめんなさい。ウルキが心配でどうしても待ってられなかったんです。ウルキ、あなたの話聞いてたよ。もうやめて…。人魚の肉は全部捨てて?」
ウルキ「ヤダね。」
「私は自分の命が尽きるまであなたと一緒に居るし此処ならあなたは一人ぼっちじゃないでしょ?もぅ誰かに人魚の肉を食べさせる必要はないじゃない!」
ウルキ「お前は分かってないよ…。」
「何を?」
ウルキ「……俺はお前が好きだったんだよ。」
「えっ…?」