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短編(アラタカンガタリ )

第6章 人魚(人魚シリーズからネタ借りてます。相手はヨルナミ)


するとウルキは突然目を開けヨルナミに切りかかった。
ヨルナミ「っ!?何をするのです!?」
幸いヨルナミの裾が少し切れただけだった。
ウルキ「ちぇっ…やっぱ小さい刃物とこんな体じゃダメだな。」
ヒルコ「おい!お前!どういうつもりだ!?」
ウルキ「ん?ヨルナミを切ろうと思っただけだよ?」
ヨルナミ「…なぜ私を??」
ウルキ「俺ね、お前がスゲェ邪魔なの。俺と涼子の仲に入ってきてさ。」
ヒルコ「お前は何者なんだ!?」
ウルキ「ん?分かんないの?俺も涼子と同じ不老不死なんだよ。あの化け物に殺されちまってさっきまで死んでたんだ。」
ヨルナミ「そなたも不老不死!?」
ウルキ「あぁ。…ずっとこの姿で700年は生きてきた。こんな小さい子供の体じゃ一人で生きていくのは不便でさ〜。子供を求めてる大人のところを転々としながら生きてきたんだ。もぅ転々とするのは面倒だから俺の面倒見てくれそうな奴見つけたらこの人魚の肉食わせてってやってたんだけど…どいつもコイツもなり損ないの化け物になっちまって使えねぇでやんの。」
ヨルナミ「そなたがあの化け物を!?」
ウルキ「そうだけど?」
ヨルナミ「化け物になってしまった者達のことを何とも思わないのですか!?」
ウルキ「別に。だって人が死ぬのなんて飽きるくらい見てきたし。まぁなり損ないになった奴らは運が悪かったんだよ。」
ヒルコ「てめぇ…とんでもない奴だ…。」
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