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短編(アラタカンガタリ )

第67章 ヨルナミとおバカ主人公24


そして変人涼子が記憶を無くしたという話を聞き付け、ヨルナミと親しくしているクグラが興味本位で様子を見に来た。
クグラ「よぉ!変態娘!お前、記憶喪失になったって本当か?」
「…いきなり変態とは失礼な。ところで…あなたは誰です?」
クグラ「クグラだよ。本当に忘れてるみたいだな。」
ヨルナミ「そうなんですよ…。ボケたり悪ふざけしてるわけではないんですよね。相変わらず変人ですけど。」
「ヨルナミさんも失礼ね。クグラ………なんか…聞いた事があるような…。」
クグラ「えっ!?お前、俺の事思い出せそうなのか!?」
「なんか…昔、超絶変態露出狂に出会って……その男がクグラって名前だった気が……もしかして、あなたがその超絶変態露出狂のクグラ!?」
クグラ「お前、記憶喪失は嘘だな!?」
「本当に覚えてないの。あなたが超絶変態露出狂のクグラなんて……すっかり忘れてたの。」
クグラ「超絶変態露出狂はやめろ!クグラだけでいい!」
「ところでそのクグラさんが何か用ですか?」
クグラ「ん?興味本位で見に来ただけだが?」
「さっさと帰れ!!」
クグラ「まぁまぁ、一応お前の記憶が戻る方法も考えてきたんだぜ?」
「え?」
クグラ「頭ぶつけて記憶喪失になったんだからまた刺激を与えれば元に戻る可能性もあるだろ?」
「まさか私を本気で殴る気!?」
ヨルナミ「クグラ、流石にそれはマズいのでは?いつも下品で女性とは思えない行動ばかりですが…生物学的には一応女性ですし。」
「…なんかムカつくわね。」
クグラ「流石に殴ったりはしねぇよ。殴らなくても脳に刺激を与える事はできるだろ?」
ヨルナミ「…というと?」
クグラ「今からやってみせるからよ?…ちょっとヨルナミ?変態娘涼子の前で立っててくれよ?」
ヨルナミ「ん?私を立たせてどうするつもりで?」
クグラ「いいから!とりあえず立ってくれって!」
そう言われヨルナミは怪しみながらも涼子の前に立った。
クグラ「よし!いいか?涼子!よく見てろよ?…ほらっ!!」
ヨルナミ「ぎゃっ!!」
「ぐふっ!!」
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