第63章 学パロ 〜逆ハー?ver〜 告白
そして次の日、クグラは告白してきた一年生を学校の裏庭に呼び出した。ちなみに面白そうなのでヨルナミ、カンナギ、アカチ、ヤタカは隠れて見物している。
一年「先輩、話ってなんですか?」
クグラ「…俺の事をよく知ってもらいたくてな。」
そう言うとクグラは学ランと中のワイシャツを脱いで鞄から何かを取り出した。
一年「………えっ!?」
クグラ「これが…俺の真実の姿なんだ!」
クグラは誕生日に涼子から貰ったシスコンTシャツを着て左手には『妹萌え』と書いてある団扇を持ち右手には涼子が待ち受けになっているスマホを持ち、『妹大好き』と書いてある鉢巻を巻いていた。
クグラ「…どうだ?こんな俺を受け入れられるか?」
一年「………むっ…無理ー!!ここまでだなんて思わなかった!…てか、キモッ!!…先輩!この前の話は無かったことにしてください!!」
一年生は逃げるように走り去って行った。
そして隠れていたヨルナミ達が出てきた。
ヨルナミ「クグラ…普段からそんな物を身に付けてるのですか?」
クグラ「いや、この日の為に昨日急いで作った。Tシャツは涼子から貰った物だけどな。」
カンナギ「…ぷふっ!!このシスコンTシャツって涼子からのプレゼントかよ?」
アカチ「ふっ…お前にぴったりだな。」
クグラ「ちなみに親父はロリコンTシャツ貰ったぜ?」
ヤタカ「ぷふっ!!…それもお父さんにぴったりなTシャツだね。」
こうしてクグラは涼子一筋を貫いたのだが…シスコングッズの事が学校中に知れ渡り『凄まじいシスコン兄貴』から『キモいシスコン兄貴』と言われるようになったのであった。