• テキストサイズ

短編(アラタカンガタリ )

第64章 学パロ 〜逆ハー?ver〜恋人


クグラが初告白された時から涼子はずっとモヤモヤしていた。
「(なんか涼子…クグラお兄ちゃんに彼女出来なくてホッとしてる…。変だなぁ…兄妹なんだから、いずれはお互い恋人出来たっておかしくないのに…。クグラお兄ちゃんに彼女出来たかと思ったら…凄く嫌だった…。前にエトお兄ちゃんに彼女が出来たって聞いた時より、もっと悲しくなった…。)」
一人、部屋で悩んでいるとエトがやって来た。
エト「涼子?アイス買って来たから食べないか?」
「エトお兄ちゃん……うん…食べようかな!」
そして食べながら涼子は考え事をしてしまう。
エト「…涼子?何か悩みでもあるのか??」
「…えっ?」
エト「さっきからずっと考え事してるだろ?何かあるならお兄ちゃんに遠慮なく相談しなさい。」
「……うん。あのね…変な事言うかもしれないけど…笑ったり嫌いになったりしない?」
エト「何があっても、お兄ちゃんは涼子の味方だ。話してみなさい。」
「……この前、クグラお兄ちゃんが告白されたでしょ?その時ね…凄く悲しくなったの…。彼女出来たらヤダなって思ったの…。でも変でしょ?兄妹なのに………」
エト「そうか…。涼子はクグラが大好きなんだな。」
「大好きだよ……お兄ちゃんとして好きなはず…なのに……独り占めしたいとか思っちゃうの。」
エト「……涼子はクグラとどうなりたい?」
「………ずっと一緒がいいな。」
エト「それは恋人になりたいって事でいいのか?」
「……よく分からないの。でも他の人がクグラお兄ちゃんの恋人になるのは嫌なの。」
エト「……涼子?俺達は兄妹として今まで暮らしてきたが…血の繋がりはない。だから兄妹だから好きになってはいけないとか好きになったら変とか考えなくてもいいと思うぞ?それに…クグラは誰が見ても昔から涼子の事が一番好きなんだから、ずっと一緒がいいと言ったら喜ぶと思うが?」
「そうかなぁ…」
そんなこんな話しているとクグラが涼子の部屋にやって来た。
/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp