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短編(アラタカンガタリ )

第5章 パパの育児奮闘記?(カンナギ)


そしてお風呂、食事を済ませて就寝。
カンナギ「(よ〜し、寝かせたら晩酌だ〜。)」
カンナギは涼子の体を軽くトントンと叩きながら寝かしつけ始めた。
「パパ、涼子が寝るまでちゃんと居てね?あと先に寝ちゃ嫌よ?」
カンナギ「分かってるよ。」
そして涼子はウトウトし眠った。釣られてカンナギもウトウトしていた。
カンナギ「(ヤベェ、寝そうになった!!…コイツの寝顔、可愛いよなぁ…。起きてても可愛いんだが。).」
涼子の頭を撫で額に軽く口付けて晩酌をしに別の部屋へ移動した。
このように、なんやかんやで幸せな親子関係を築いていたのだが別れは突然やって来た。

「パパ…助けてー!!」
カンナギ「涼子ー!!」
涼子は自然発火に巻き込まれていた。
「パパー!!熱いよー!!」
カンナギ「涼子!今助けるから!!」
カンナギが神意で助けようとしたが
「きゃー!!」
その前に涼子が消えた。
カンナギ「涼子ー!?」
炎は消えたが涼子はどこにも居ない。もちろん亡骸もなかった。
カンナギ「……消えた!?」
そして涼子が行方不明になり何年も経った。
そのうち降し合いになりその戦いも終わりまた平和な世界に戻った頃
「パパ…。」
カンナギ「……涼子なのか?」
「うん。戻ってきたよ…。」
涼子が15歳の姿で現れた。
カンナギ「本当に…涼子?」
「本当だよ…。あの火災で私は元の世界に戻っちゃったの…。でも、パパの元に戻りたくてずっと祈ってたらやっと戻れたの。10年かかっちゃったよ。」
カンナギ「涼子…よかった…生きていてよかった。もう会えないと思ってた…。」
カンナギは涼子を抱きしめた。
「パパ…また一緒にいてもいい??」
カンナギ「当たり前だ。お前は俺のたった一人の家族だ…。もうどこへも行かないでくれ。」
「パパ…ありがとう。大好きだよ…。」

終わり
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