第60章 学パロ 〜逆ハー?ver〜スイーツ戦争?
話しながらドーナツを食べていると父が帰ってきた。
父「涼子〜!パパが帰ったよ〜!」
「あっ、パパお帰りなさい!」
父「ただいま!ん?ドーナツ食べてるのか?いいなぁ!」
「ごめんね?パパの分無いんだ…。」
父「ガーン!!」
クグラ「別にいいだろ?特別甘い物好きなわけでもないんだし!」
エト「昨日買っといた酒があるじゃないか。」
父「確かに酒のが好きだが、俺だけ仲間外れなのが嫌なんだ!」
母「もぅ…パパったら子供みたいな事言って。ほら、ビールですよ。手を洗ってから飲んでね?」
父「はい…。」
父は少し悲しそうな顔をする。
「…パパ?涼子の食べかけだけど少し食べる??」
父「えっ!?本当に!?」
「うん!どうぞ!」
父「涼子は天使だなぁ!じゃぁ一口貰おう!いただきま……」
エト「ちょっと待て!!」
父「…何だよ?」
エト「俺の分をやるから涼子の分を取るな。」
父「……遠慮する。」
クグラ「なんでだよ?エト兄さんがくれるって言ってんだから貰えよ?」
父「息子と間接キスする趣味はない!」
エト「じゃぁ娘とは間接キスしたい願望があるのか?」
父「当たり前だ!」
クグラ「うわっ!ロリコン親父キモっ!」
父「なにをー!?お前らだってこの前、涼子と間接キスしてニヤニヤしてたくせに!缶ジュースをシェアしてたのをパパはちゃんと見てたぞ!」
エト「なんて目敏いんだ…。」
母「ほらほら!また喧嘩して!」
「パパ?喧嘩するんじゃドーナツあげないよ?」
父「それは困る!エトにクグラ!今回は俺の負けという事にしていいから黙って涼子と間接キスさせろ!」
クグラ「いや、勝ち負けとか決めてないし!」
エト「親父が涼子と間接キスなんて許さん!!」
「もぅ!お兄ちゃん達もやめてってば!じゃぁ…お兄ちゃん達にも涼子のドーナツ一口ずつあげるから!」
クグラ「え!?マジ?いただき〜!」
エト「俺も一口貰うぞ?」
そしてエトとクグラは片側ずつ一口食べてしまった。という事は父はどちらから食べても涼子とは間接キスできなくなってしまったのだ。
「はい!パパもどうぞ?」
クグラ「ほら、父ちゃん!遠慮せず食えよ?」
父「ゔっ…シスコン共め…覚えてろよ!」
終