第60章 学パロ 〜逆ハー?ver〜スイーツ戦争?
ある休日の昼間に家族でテレビを観ていると…
「わ〜!あのケーキ美味しそう。」
涼子が何気なく呟いた。
父「よし!今から買いに行くぞ!みんな支度しなさい!」
母「えっ!?今から??行列のお店だから大変よ?」
エト「涼子が食べたがってるんだから行列なんか苦ではない!」
クグラ「そうだそうだ!さぁ、涼子!お兄ちゃん達と行くぞ!」
「別にお店の近く行った時のついでで大丈夫だよ?お兄ちゃんもパパもせっかくの休みなんだからゆっくりしててよ?」
父「涼子!なんて優しいんだ!!」
父は涼子を抱きしめた。
クグラ「あー!父ちゃん!涼子に触れるな!!」
エト「そうだぞ!ロリコン親父!涼子から離れろ!」
父「何を言う!?娘を抱きしめられるのは父親の特権だ!」
母「また同じ事やってるわ…。」
ある日、母が職場の同僚からドーナツを貰った時のこと…
クグラ「あー!ドーナツだ!」
母「職場の人に貰ったのよ。3人で分けて食べなさい?」
「パパとママの分は??」
母「ママは休憩中に1つ食べたから!残ったのが3つだったから…パパには内緒ね?」
「なんかパパ可哀想…。」
エト「涼子は優しいな。でも親父は大丈夫だ。甘い物より酒のが好きだろうから。」
クグラ「そうそう!3人で食べようぜ?涼子はどれがいい??」
「いつも涼子が先に選んでるからお兄ちゃん達先でいいよ?」
エト「涼子が先に選びなさい。お兄ちゃん達は涼子が美味しそうに食べてるところを見るのが好きなんだから。」
「じゃぁ…イチゴドーナツにする!」
エト「次はクグラが先に選びなさい。」
クグラ「え〜!たまには兄さんが先に選べよ?」
エト「俺は残ったのでいいよ。」
クグラ「じゃぁ、ジャンケンにしよう!な?」
エト「……そうか?」
そしてジャンケンでエトが勝ちフレンチクルーラーを選んだ。
クグラ「俺はチョコだな!(エト兄さん…やっぱり俺が好きそうな方残したな…。)」
「じゃぁ、食べよう?いただきま〜す!」
涼子は笑顔でドーナツを頬張る。
クグラ「涼子は食べてる姿も可愛いな…。」
エト「そうだな。涼子の兄で俺達は幸せだ…。」