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短編(アラタカンガタリ )

第57章 学パロ 〜逆ハーver〜主人公の誕生日


園内の乗り物にほぼ全部乗り、最後に観覧車に乗ろうとするとまた争いが始まる。
クグラ「涼子!二人きりで乗ろう!恋人同士のように!」
父「いや!パパとママと三人で乗ろう!!親子水入らずだ!」
エト「いや!俺とクグラと三人だ!!可愛い妹と弟が観覧車で楽しむ姿を撮影させてくれ!」
母「はぁ…。また始まった…。」
「もぅ!またジャンケンで決めれば?」
クグラ「よし!恨みっこなしだかんな?」
そしてジャンケンの結果勝ったのは……
エト「…俺の勝ちだな!!」
エトの希望で涼子とクグラの三人で乗る事になった。
クグラ「(二人きりじゃないのは残念だが…涼子と一緒だからラッキー!)涼子、今日は楽しかったか?」
「うん!お兄ちゃん達とパパが言い争いするのは恥ずかしかったけど楽しかったよ!」
クグラ「ゔっ……。」
エト「ごめんな。みんな涼子が可愛いから少しでも近くに居たいんだよ。」
クグラ「そうそう!……あっ!俺とエト兄さんからプレゼントがあるんだ!」
「えっ…遊園地にみんなで来るのがプレゼントでよかったのに。」
エト「どうしても何かをプレゼントしたかったんだ。受け取ってくれないか?」
「…ありがとう!いつも色んなもの貰ってばかりなのに…誕生日にも貰っちゃって…本当にありがとう!」
クグラ「なぁ?開けて見てくれよ!」
「うん!……わぁ!ブレスレットだ!ありがとう!でも…これ似たようなの見た事あるような…」
エト「ん?だってそのブレスレット俺達とお揃いだからな。」
クグラとエトの腕を見てみると涼子のと色違いのブレスレットをしていた。ちなみに本来はカップルがお揃いで身に付ける物なのだがこの兄弟はそんな事は気にしないのである。
クグラ「これでもっと兄妹仲良しだな!」
「(これカップル用なんじゃ…)…ありがとう。大切にするね!」
兄達が大好きなので涼子はとりあえず突っ込まない事にした。
そして観覧車から降りて父にブレスレットを見せると「お前らだけ涼子とお揃いでズルい!」と大騒ぎしたのである。
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