第5章 パパの育児奮闘記?(カンナギ)
そしてカグツチの城に戻る。
「パパ!今度こそ遊ぼう?」
カンナギ「分かった分かった。何するんだ?」
「ん?おままごと!!」
カンナギ「げっ…。(あぁいう遊び苦手なんだよなぁ。)あっ!ままごとより散歩行かねぇか?あっちに花がいっぱい咲いてるぞ?」
「お花〜!?行く!!」
カンナギ「(助かった…花に感謝だな。)じゃぁ行くか。」
二人は手を繋いで散歩に行く。
「パパの手ぇ大きいよね〜!」
カンナギ「そうだな。俺の手で涼子の手が全部隠せるくらい大きいな。」
「パパのお友達もの手も大きいよね!アカチお兄ちゃんの手一番大きかったんだよ〜!パパよりもちょっと大きいの!」
涼子は五天鞘のことをパパの友達と呼んでいる。
カンナギ「お前…アイツらみんなの手を握ったのか?」
「うん!ヤタカお兄ちゃんは手袋したままだったけどね!ヨルナミお兄ちゃんはみんなより指が細くて、クグラお兄ちゃんは手見せてくれた後涼子の手いっぱいスリスリしてた!」
カンナギ「クグラの奴…。涼子、あまりむやみに男の手を握るのはやめとけ。」
「なんで??」
カンナギ「…世の中には変なことを考えている男も居るんだ。俺の手だけにしとけ。」
「オヒカお兄ちゃんもダメなの??」
カンナギ「まぁ、オヒカはいいが…。俺が手を繋がない時だけにしとけ。な?あと、アイツらはお兄ちゃんなんて歳じゃねぇ!おっさんどころかクグラなんて棺桶に何回も入ったことあるような年齢なんだ!」
「棺桶??…分かった!じゃぁパパ、涼子といっぱい手繋いでね?」
カンナギ「あぁ。」
そんなこんなで花畑に到着。
「お花いっぱいだー!!」
涼子は喜んで花を摘み始める。
カンナギ「持って帰れる分だけにしとけよ〜?」
「分かってる〜!」
そして涼子は花で指輪を作り始めた。
「パパ見てみて〜!!お花の指輪!」
カンナギ「上手にできたな。」
「えへへ。パパにも着けてあげる!」
涼子はカンナギの指にも花の指輪を着けた。
「これ、パパと涼子が仲良しの印ね!」
カンナギ「あぁ…。(ヤバい…可愛過ぎる…。が、デレデレするのは俺の柄じゃねぇし冷静にならなくては!!)ありがとうな。」
カンナギは涼子の頭を撫でた。
それからしばらく花畑で過ごし夕方になったので帰ることにした。