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短編(アラタカンガタリ )

第53章 ヨルナミとおバカ主人公18


4月1日の朝のことでした。
「ヨルナミ〜!聞いてよ〜!!」
ヨルナミ「…なんです?朝から騒々しい。」
「私、クグラと結婚することにしたから!」
ヨルナミ「……は?」
クグラ「だから!俺ら夫婦になることになったんだって!」
「子供ができちゃって〜!日本で最近多いデキ婚ってやつ?」
ヨルナミ「……いつからそのような関係に?」
クグラ「ん〜、出会ってわりとすぐだな!」
「そうそう!会ってすぐにアッハンな関係になっちゃって〜!一緒にエロ本見ながら愛を育んだのよ〜!」
ヨルナミ「……………。」
クグラ「なんだよヨルナミ?黙ってないでおめでとうくらい言ってくれ……あだっ!!」
クグラはヨルナミに叩かれる。
ヨルナミ「…結婚でも何でもすればいいではないですか。私には関係ありませんから!お幸せに!!」
そう言うとヨルナミは部屋を出て行ってしまった。
「…あれ?鼻で笑うか笑い飛ばしてくれるかと思ったのに。」
クグラ「なんか信じちまったみたいだな。」
お分かりかと思うがこの結婚話は嘘なのである。日本がエイプリルフールの時期なのでヨルナミでも騙してみようと涼子がクグラに提案したのだ。
「普通に考えたら私らが結婚なんてするはずないのにね?」
クグラ「だよな?こんな変人を妊娠させるなんて冗談じゃねぇよ。」
「それはこっちのセリフだね!露出狂と結婚するなんて…私も変態だと思われるじゃない!」
クグラ「そのままでもお前は充分変態だ!つーか、露出狂じゃねぇし!!」

その頃ヨルナミは…
ヨルナミ「…私に黙って二人で付き合ってた??なぜ黙ってるんでしょう!?なんか腹が立つ!………ん?なんで腹が立たないといけないのでしょうか?あぁ!なんか気持ち悪いー!!」
一人で悩んでいるとヒルコがやって来た。
ヒルコ「ヨルナミ様、どうなさったのですか?」
ヨルナミ「…ヒルコ。実は涼子が…」
ヨルナミはヒルコに涼子がクグラと結婚する事になった事を話す。
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