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短編(アラタカンガタリ )

第52章 学パロ〜逆ハー?ver〜 喧嘩?


そして兎に角、真面目に謝れと言われ家に帰ると涼子とエトが話しているのが聞こえた。
エト「涼子?クグラのことまだ怒ってるのか??」
「怒ってるもん!」
エト「…そろそろ許してやってくれないか?」
「……………。」
エト「…お前も頑固だなぁ。」
「だって!エトお兄ちゃんとクグラお兄ちゃんが初めて誕生日プレゼントにくれたハンカチなのに…すっかり忘れてるんだもん。」
エト「ずっと大切にしてくれてたんだな。」
エトは涼子の頭を撫でる。
エト「わざとじゃなくてクグラはただ忘れっぽいだけなんだよ…。でも涼子から貰った物や、してもらった事はちゃんと覚えてるんだぞ?涼子が初めてクグラにプレゼントした絵だって大事に残してあるし。勿論、俺も。」
「………。」
エト「涼子?今度クグラがちゃんと謝ってきたら許してやってくれないか?クグラが落ち込んでるの見てられなくてな…。涼子だってずっとこのままじゃ寂しいだろ?な?」
「…分かった。涼子もぅ怒るのやめる…。」
クグラ「本当か!涼子!!」
聞き耳を立てていたクグラが部屋に入ってきた。
「クグラお兄ちゃん…聞いてたの。」
クグラ「うん…。涼子、ハンカチの事忘れて捨てろとか言ってごめんな。」
「これ…とても大事にしてたの。もぅ捨てろとか言わないでね?」
クグラ「絶対言わない!約束する!」
「じゃぁ………仲直りのギューしよう?」
涼子は両手を広げる。この兄妹は仲直りする時必ずハグするのである。
クグラ「涼子!(あぁ…許してもらえてよかった。)」
エト「ふぅ…これで俺も一安心だ。」
クグラ「涼子?仲直りの印にチューもしてくれる??」
エト「…なっ!クグラ!兄妹で何を考えてるんだ!?」
クグラ「え?兄さん何興奮してんの??」
エト「だって…キスって…。」
クグラ「ほっぺにチューだぜ?兄さんだってしてもらった事あるだろ?」
エト「あぁ…そっちか。」
クグラ「それで、涼子?チューしてくれる?」
「いいよ!」
涼子はクグラの頬に軽くキスをした。
こうして無事仲直りができ、次の日学校で涼子に頬にキスしてもらったとクグラは自慢してウザがられるのであった。
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