• テキストサイズ

短編(アラタカンガタリ )

第49章 淫魔(クグラと夫婦主人公がカンナギの妻設定)


「ホニちゃーん!逃げてー!!」
ホニ「え?涼子様にカンナギ様?」
カンナギ「ホニー!!淫魔がそっちに行ったんだ!!」
ホニ「へ?淫魔……ひゃっ!!」
淫魔がホニに取り憑いたと思ったのだが…。
ホニ「はぁ…びっくりした!」
間一髪でホニが叩き潰したのである。
カンナギ「取り憑かれず潰れたぞ…。」
ホニ「これが淫魔ですか??」
「そう。取り憑かれるとヤラシイ気分になって胸の小さい人は大きくなり腰のくびれが足りない人はくびれて無駄に色気を出しまくって……」
ホニ「えー!!そんな凄い魔物なんですか!?しまった…潰してしまうなんて…。」
「いいのよ。潰してくれたおかげで後は封印するだけになったわ!」
ホニ「取り憑かれれば…胸が大きい憧れの色っぽい女になれたのにー!!」
「えっ…」
ホニ「おいコラ!淫魔!!生き返れ!私に取り憑けー!!」
「いやいや、ホニちゃん。取り憑かれたらスケベ全開の変態女だと思われるから。」
ホニ「変態だと思われたとしても、私は胸と色気が欲しい!あー!私はなんて事をしてしまったんだぁ!」
カンナギ「ホニ…乳は無くてもお前にはいいところが沢山あるだろう。」
ホニ「私のいいところ……例えば??」
カンナギ「……元気なところとか?」
「明るくて健康なところとか?」
ホニ「…見た目では?」
カンナギ「…若く見えるとか?」
「ちょっと男の子っぽいけど可愛いと思うよ?」
ホニ「……あー!!やっぱり私って女らしくないんだー!!色っぽくなりたーい!!」
とりあえずホニのおかげで淫魔は無事、退治できたのであった。
そして夜、涼子とカンナギの夫婦だけの時間になった。
カンナギ「涼子…愛してる。」
「…いきなりどうしたの?普段そんな事言わないのに。」
カンナギ「なんか…体が熱って…ハァハァ…」
そう言うと服を脱ぎ涼子に迫った。
「…妖魔退散!」
涼子はカンナギのおでこに札を貼った。すると淫魔が出てきたので封印した。
カンナギ「…はっ!俺は何故裸に!?」
「いつも裸みたいな格好だから驚く程でもないも思うけどね。もう1匹淫魔がいてあんたに取り憑いたのよ。」
カンナギ「なんだ…珍しくお前から求めてきたのかと思ったのに。」
「……する?」
カンナギ「…部屋暗くするぞ。」
その後二人は薄暗い部屋でイチャつきました。
/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp