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短編(アラタカンガタリ )

第49章 淫魔(クグラと夫婦主人公がカンナギの妻設定)


「待てー!!」
只今、霊能者の三神涼子は淫魔を退治する為に追いかけているところなのである。ちなみに淫魔はハムスターサイズの小さな魔物なのだ。
「逃がさないわよー!!……きゃっ!!…どうしよう。」
涼子は退治に失敗し淫魔に取り憑かれてしまった。とりあえず外にいると厄介な事になるので部屋に戻る事にした。
そして布団にくるまっているとカンナギが帰って来た。
カンナギ「涼子、今帰ったぞ。」
「ゔぅ…」
カンナギ「涼子!?どうしたんだ!?具合が悪いのか!?」
「カンナギ……したいの…。」
カンナギ「え!?いったい何がしたいんだ!?」
「性…行為…。」
カンナギ「っ!?おまっ…真昼間から何言ってんだよ!!」
「だって…淫魔が…私に取り憑いて…ずっとヤラシイ気分が収まらないのー!!」
カンナギ「……そこまで言うなら…よし!今からするぞ!!」
「あぁん!!違うー!!したいけどダメー!!淫魔を私から出さないと…札を持ってきて…。」
カンナギ「ちっ、なんだよ…。」
ちょっと残念そうな顔をしながらカンナギは涼子に札を持ってきて渡し淫魔を追い出した。
「ふぅ…危うく昼間からスケベ全開女になるところだったわ。」
カンナギ「いや、もぅなってたぞ。見られたのが俺だからまだよかったものの…他の奴らならヤバい女認定されてたろうな。」
「ゔっ…まぁ、とりあえずその事は置いといて!逃げ出した淫魔を追うわよ!」
カンナギ「あ?もぅ出てったんだから放っておけばいいだろ?」
「ダメよ!また外で誰かに取り憑いたら取り憑かれた人がスケベなヤバい奴だと思われちゃうわ!」
カンナギ「なにー!?それは面白そうだからちょっと見てみたい…あだっ!!」
涼子はカンナギの頭をど突いた。
「バカ言ってんじゃないわよ!行くわよ!!」
二人は淫魔を追いかけた。
「待てコラー!!」
涼子は凄まじい形相とスピードで淫魔を追いかける。
カンナギ「アイツ…逃げ足が早いな!!それを普通に追いかける涼子もスゲーが…お前本当に人間なんだよな?」
「私ゃ人間だってのー!!コラー!!淫魔ー!!」
そして淫魔の向かった先にはホニが居た。
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