• テキストサイズ

短編(アラタカンガタリ )

第48章 学パロ〜逆ハー?ver〜昔の話


父「涼子ちゃん?高い高いしようか?おいで?」
「………うん!」
父「ほ〜ら!高い高〜い!!」
「キャハハハ!!しゅご〜い!高〜い!」
クグラ「…父ちゃん!ズルい〜!!」
少しクグラが拗ね始めた。
エト「クグラだってさっきまで高い高いしてもらったろ?」
母「じゃぁ、お父さんより小さいけどおばちゃんがやってあげようか??」
クグラ「違ぇの!おでが涼子ちゃん高い高いするんだ!」
エト「それは…まだ無理だろ?まだクグラのが少し大きいだけなんだから。」
クグラ「やるのー!!涼子ちゃん!お兄ちゃんのとこおいで!」
「…涼子ね、パパ高い高いがいいの。」
クグラ「ゔ〜!!」
エト「クグラはもっと大きくなってからだよ。」
父「涼子ちゃん…おじちゃんのことパパって呼んでくれるのかい?」
「…パパ?涼子のパパなる??」
父「はい!なります!涼子ちゃんのパパにしてください!」
クグラ「おでが涼子ちゃんのパパになるんだー!!」
エト「クグラは涼子ちゃんのお兄ちゃんだよ。」
そんなこんなで涼子のパパ呼びがきっかけでそのまま父と母は再婚することになった。付き合い始めて約半年のスピード再婚である。

クグラ「ヤダー!」
エト「クグラ!我儘言うな!」
母「クグラ?少しだけの我慢だから。」
クグラ「おで!涼子ちゃんと一緒なんだー!!」
なぜクグラが泣いているかというと…涼子は母の職場内の無料託児所で保育を頼んでいてクグラは市の保育園に通っていて暫く離れ離れになってしまうからである。只今、保育園の玄関で大泣き中なのである。
母「ごめんね?でもあと少ししたら涼子もクグラと同じ保育園行けるから!」
クグラ「ヤダよー!」
申し込みをして来年度には同じ保育園に通えることになったのだがクグラは我慢できないらしい。
先生「お母さん、こっちは大丈夫ですから行ってください。さぁ、クグラ君?お友達が待ってるから教室行こうね〜?」
クグラ「ゔわ〜ん!涼子ちゃ〜ん!!」
泣き叫ぶクグラを置いて母と涼子とエトは園を後にする。
母「これから暫くは一苦労しそうね。」
エト「初めて保育園行った時以上に凄まじい泣き方だったよ。よっぽど涼子ちゃんと一緒がいいんだろうね。」
/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp