第47章 ヨルナミとおバカ主人公16
「ヨルナミ!私気になることがあるの!!」
ヨルナミ「なんでムダ毛が濃いのか気になるのですか?それならきっと猿から進化しきれていなかったせいでしょうから諦めなさいな。」
「違〜う!!ムダ毛のことじゃないのよ!……いやムダ毛か??」
ヨルナミ「どっちですか。」
「とりあえず!私のムダ毛じゃなくて風の妖怪人間クグラの毛のことよ!」
ヨルナミ「妖怪人間って…。」
「ん?だってアイツってさ、妖怪人間ベムのベロに似てるじゃん?子供の姿の方だけど。」
ヨルナミ「また訳の分からない事を…。」
「いやいや、本当にそっくりなのよ!」
涼子はベロのイラストを見せた。
ヨルナミ「……まぁ、少しは似てるような気もしますが…。」
「てか、ベロに似てるか似てないかはどうでもいいのよ!問題は妖怪人間クグラの毛よ!」
ヨルナミ「別にクグラは毛深くないですよね?」
「えっ!?あんた見たことあるの??」
ヨルナミ「それは…見る機会はいくらでもありますよね?」
「いや〜ん!やっぱりホモってたのね〜!」
ヨルナミ「は!?なぜそうなるのですか!?」
「だって妖怪人間クグラの股間の毛を何回も見る機会があったわけでしょ??」
ヨルナミ「なっ…そなたはまた下品な!!私は腕や胸毛のことを言ったのです!クグラは肌の露出が多いですから。」
「な〜んだ。つまんねぇ〜。」
ヨルナミ「つまんねぇって…。で?毛が何なのです?」
「ヨルナミはクグランの陰毛気にならない?」
ヨルナミ「……別に。」
「えー!?普通気になるでしょ!?アイツ本当は子供の姿じゃん?大人に変身した時には毛がボーボーになって、子供に戻ると一気にツルツルになるのかな!?」
ヨルナミ「…………そういえば…どうなんでしょうね…。」
「やっぱ気になるよね!?ツルツルになる瞬間見たくねぇ!?」
ヨルナミ「…………いや、別に。」
「その顔は気になってるって顔じゃないの〜!一緒に組んで妖怪人間の股間を見ちゃいましょうよ!温泉にでも誘ってさ〜!!」
ヨルナミ「温泉…なるほど。それなら変態行為と思われず堂々と見る事ができますね。」
なんやかんやでクグラの股間の毛の事が少し気になるらしい。
「じゃぁ、ヨルナミ!クグラを向こうの山の秘湯に誘い出してね!」