第41章 パパの育児奮闘記?(ヤタカ続編)
リョウコが3ヶ月になった頃、
ヤタカ「キクリー!見てくれ!」
キクリ「もぅ…ヤタカったら大声出して…それにまたリョウコを抱っこしてるんで……え!?」
ヤタカ「もぅ、首が座ってるんだよ!昨日まではまだ支えてないといけなかったのに…。」
キクリ「本当だわ!リョウコ〜凄いねぇ。」
3ヶ月程度で首が座るのは当たり前なのだが親にとってはこんな些細なことでも結構感動するのである。
そして早くも9ヶ月が過ぎた頃…
「マンマァ!」
リョウコはキクリの元へハイハイして行った。
キクリ「リョウコはハイハイ上手ね〜?」
ヤタカ「凄いなぁ…しかも君をママってちゃんと呼んでるじゃないか。」
キクリ「でもご飯のことかもしれないわよ?この前離乳食食べさせてたらマンマって言ってたし。」
「マンマ!マンマ!」
リョウコはキクリの胸を指差して言う。
ヤタカ「もしかして…母乳と離乳食の両方ともマンマなのかな??」
キクリ「…そうみたいね。」
1歳になったばかりの頃…
ヤタカ「リョウコ?さぁ、こっちへおいで?」
「ん〜!!」
捕まり歩きは出来るのだが何も無い状態で歩くのはなかなか出来なかった。
ヤタカ「なかなか難しいねぇ。……あっ!リョウコ〜?猫だよ〜??」
ヤタカは涼子が残していった猫のぬいぐるみをリョウコに見せた。
「う??…にゃぁにゃぁ!!」
リョウコは反応して歩こうとした。
ヤタカ「そうだ!猫のとこにおいで?」
「…にゃぁにゃぁ!」
すると一歩足を前に出すことに成功した。
ヤタカ「おぉ!凄いじゃないか!」
「パァ…!」
そしてもぅ一歩足を前に出しかなりゆっくりだが前へ進むことができた。
ヤタカ「リョウコ…。あぁ、感動だ…。僕の元へ歩いて来てくれる可愛い天使…。」
とても喜んでいるがヤタカの元というより猫のぬいぐるみ目当てで歩けただけなのである。