第39章 ヨルナミとおバカ主人公13
ある日の晴れた朝のことです。
「ヨルナミ〜!大変よ〜!!」
ヨルナミ「……今日はいったい何なんで……!?どうしたんですか!?その姿は!?」
「ムダ毛剃るの面倒だから脱色したらこんなになっちゃった〜!!」
涼子の体は太陽の光に照らされ金色に光っていた。
ヨルナミ「なんだ…そんなことですか。さっさと剃ってしまいなさい。」
「じゃぁヨルナミの劍神貸して〜?」
ヨルナミ「は??」
「だから〜!劍神で毛を剃るのよ?」
ヨルナミ「嫌ですよ!」
「いいじゃない!てか、背中の毛は自分で剃れる自信ないからヨルナミが剃ってくれる??」
ヨルナミ「お断りします!!」
そんなこんなしてるとクグラがやって来た。
クグラ「ヨルナミ〜!来た……なんだ!?お前なんで黄金色に光ってるんだ!?」
「おぉ、風の妖怪よ!よく来た!全身のムダ毛を脱色したらこんなになってしまってな!」
クグラ「ムダ毛なんて剃っちまえばいいじゃねぇか!」
「剃るのが面倒だから脱色したのよ!」
クグラ「でもそれじゃ悪目立ちしてるぜ?」
「だから仕方ないからヨルナミの劍神で剃ってもらおうとしたのよ!でも嫌だって…。」
クグラ「ふっ…仕方ない。このクグラ様の風でそのムダ毛全部剃ってやる!」
「マジ!?流石風の妖怪!」
クグラ「神鞘だ!その代わり何か礼しろよ?」
「ふふふ、分かってるわよ。あんたが喜ぶものを用意しておくわ!」
クグラの神意で全身のムダ毛処理をしてもらった。
ヨルナミ「(神意をムダ毛処理ごときに使っていいのか…?)」
「あはっ!これで股毛以外はツルツル〜!」
そして次の日…
「ヨルナミ〜!風の妖精の家に連れてって〜?昨日のお礼持って行きたいの!」
ヨルナミ「…仕方ありませんね。」