第38章 学パロ　〜逆ハー？ver〜バレンタイン

もうすぐバレンタインなのでクグラは涼子からのチョコを楽しみにしていた。
クグラ「涼子〜？お兄ちゃんにチョコくれるのか〜？？」
「うん！涼子はクグラお兄ちゃん大好きだからあげるよ！」
クグラ「そうかそうか！」
涼子の頭を撫でながら満足そうに微笑むクグラ。
「あとね、パパとママとエトお兄ちゃんとヨルナミ先輩とカンナギ先輩とアカチ先輩とヤタカ先輩とコトハちゃんとミクサちゃんとラミちゃんと……」
クグラ「ちょっと待った！」
「ん？？」
クグラ「親とエト兄さんとコトハちゃん達はまだいいが…なんでヨルナミ達まで！？」
「だって涼子、先輩達のこと好きだよ？それにお兄ちゃんがお世話になってるでしょ？」
クグラ「お世話って……。」
「いつも宿題見てもらってるじゃない！だからちゃんとお礼しないと。」
クグラ「お礼はお兄ちゃんからするからアイツらにチョコは作らなくていい！」
「でも…もぅ約束しちゃったから。」
クグラ「え？どういうこだ？？」
「先輩達にね、チョコ作るって約束したの。だからちゃんと約束守らないと。」
クグラ「……なんて約束するんだー！！」

そしてバレンタイン当日の朝
クグラ「涼子〜？お兄ちゃんにチョコは〜？？」
「クグラお兄ちゃんには夜、エトお兄ちゃんとパパに渡す時に一緒に渡すからまだダメなの〜！」
クグラ「そんな！他所の奴らより後回しなのか！？」
「……お兄ちゃん達は特別だから最後なの！」
クグラ「特別？…涼子にとってお兄ちゃんは特別好きなのか？？」
「好きだよ？だから待ってね？」
クグラ「……分かった！お兄ちゃん待つ！」
そう言ってクグラは涼子が学校で他の男達にチョコを渡すところを見ながらも耐えた。
ヨルナミ「…クグラ？私達が涼子さんからチョコ貰っても騒がないのですね？」
クグラ「ふっ…俺は涼子の特別だからな！そのくらいで騒がねぇよ！」
ヤタカ「君、いつも僕らが涼子に声かけるたけで大騒ぎしてるじゃないか？」
クグラ「騒いでねぇし！」
アカチ「いや、騒いでるだろ。」
カンナギ「『俺の涼子に話しかけるな！』とか言ってるもんな！」
クグラ「それはお前らが涼子を口説くからだ！」