第37章 ヤタカとバレンタイン(パパの育児奮闘記?主人公)
そして次の日
「パパ!涼子ちょっと出かけてくるから着いて来ちゃダメだからね?」
ヤタカ「え!?」
「じゃぁ行ってきます!」
ヤタカ「……その別れても好きだとかいう男のところか!?とりあえず誰なのか突き止めなくては!!」
着いて来るなと言われたのだがコソコソと着いて行くヤタカなのです。
そして辿り着いたのは第一属鞘のオキマの元だった。
ヤタカ「なに!?オキマ??……何を話してるんだ…………。」
ちなみにヤタカは隠れて様子を見ています。
「オキマお兄ちゃん!」
オキマ「涼子か。どうしたんだい??」
「今日ね!涼子の居た世界でバレンタインって日でね…好きな人とかお世話になってる人にチョコっていうお菓子あげる日なの。オキマお兄ちゃん涼子とよく遊んでくれるからチョコあげるね!」
オキマ「ちょこ??」
箱を開けてみる。
オキマ「これは…食べれるのか??」
「食べられるよ〜!茶色いけど泥じゃないからね?」
オキマ「一ついただいてみるか………ん?美味しいな。」
「でしょ〜?」
オキマ「残りは仕事の後にいただくよ。ありがとうな。」
オキマは涼子の頭を撫でた。
ヤタカ「オキマー!!」
ヤタカは我慢できなくなり飛び出した。
オキマ「ヤタカ様!?」
「パパ!?なんでここに!?」
ヤタカ「オキマ…君が幼女趣味だったとは…」
オキマ「えっ!?いや、違いますよ!」
「パパ!なんで着いて来たのよ!!」
ヤタカ「あっ…いや、どうしても気になって…。」
「もぅ!涼子のこと信用してないわけ!?」
ヤタカ「そういうわけでは…ただ心配で。変な男に何かされたりしないかとか…。」
「万が一そんなことがあっても魔法があるんだから大丈夫だってば!パパ心配し過ぎ!」
ヤタカ「ごめん…。でもオキマに何を渡してたんだい?」
「……バレンタインのチョコ。」
ヤタカ「ばれんたいんのちょこ??」
「魔法界では今の時期バレンタインって言って好きな人とかお世話になった人にチョコっていうお菓子を贈るの!」
ヤタカ「何!?涼子はオキマが好きなのか!?」
「好きだけど?パパが仕事の時よく遊んでくれる大好きなお兄ちゃんだもん!」
ヤタカ「なんだ…そっちか…。」