• テキストサイズ

短編(アラタカンガタリ )

第37章 ヤタカとバレンタイン(パパの育児奮闘記?主人公)


「パパ〜!涼子ね、台所でやる事があるからパパは絶対来ないでね?」
ヤタカ「えっ?どうしてだい??」
「内緒なのー!だから絶対来ちゃダメだからね!来たらパパ嫌いになっちゃうからね!」
ヤタカ「えっ!?そんな!!」
そんな事を言って魔法使い見習いの涼子はいったい何をしようとしてるのかというと…ヤタカに内緒でバレンタインのチョコを作ろうとしています。
「いでよ!板チョコ!!」
涼子は魔法で板チョコを出した。
「よし!あとは魔法に頼らないで自分で手作りしないと!」
そして一人でチョコ作りを始める。それをヤタカは隠れて見ていた。
ヤタカ「(涼子はいったい何を作ってるんだ?なんかいい匂いはするが…あの茶色い物体は何なんだ??)」
「ふふふ…喜んでくれるかなぁ〜♪」
ヤタカ「(えっ!?誰かにあげるものなのか!?)」
「別れた人に会った〜別れた渋谷で会った〜別れた時と同じ雨の夜だった〜♪」
ヤタカ「(別れの歌??にしても楽しげに歌ってるが…??)」
「別れても〜好きな人〜♪」
ヤタカ「(なに!?涼子に恋人が居て別れたが未だに好きということか!?そんな!!中身はまだ純粋な子供のはずでは!?)」
色々とショックを受けたり疑問に思いながらも覗いてた事がバレると嫌われるので何も出来ずにいるとチョコが完成した。ちなみに歌の内容は特に意味は無くなんとなく歌っただけである。
「よし!完成〜!明日渡そうっと!」
ヤタカ「(いったい誰に渡すんだー!?)」
気になって仕方ないヤタカは夜一緒に寝る時にさりげなく?聞いてみることにした。
「パパ〜!早く寝よう?」
ヤタカ「あぁ。…ところで涼子?」
「なに??」
ヤタカ「明日は何かあるのかい??」
「ん〜…なんで??」
ヤタカ「いや…別に。何かあるんじゃないかなぁと。」
「…今は内緒なの!」
ヤタカ「僕に…言えないのかい??」
「ん〜…まだ内緒なの!」
ヤタカ「どうしても教えてくれないのかい??」
「ダメなの!パパちょっとしつこい!あんまり聞くともぅ一緒にお風呂入ってあげないからね!」
ヤタカ「……分かったよ。」
/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp