第36章 学パロ 〜逆ハー?ver〜ミクサとお出かけ
ある日の休日、エトは涼子の服をコーディネートしていた。
エト「ん〜…このワンピースにはやはりこのバッグとアクセサリーが合ってるな!」
クグラ「おっ!涼子、今日も可愛いな!」
「えへへ…このワンピースこの前エトお兄ちゃんが買ってきてくれたやつだよ〜!」
クグラ「スゲー似合ってる!なぁ、涼子〜?お兄ちゃんと一緒にデートしよう?」
「ごめん…今日約束があるの。」
クグラ「まさか…男!?」
「違うよ〜!もぅ約束の時間だから行ってくるね!」
そう言うと涼子はさっさと家を出てしまった。
クグラ「涼子……心配だ。よし!涼子を追うぞ!兄さん!俺も出かけて来る!」
エト「えっ!?クグラも行ってしまうのか!?」
クグラ「涼子が変な男に絡まれたら大変だろうが!」
クグラは涼子を追った。
公園にて…
ミクサ「涼子!」
「ミクサちゃん!お待たせ〜!」
ミクサ「可愛い格好だな。お兄さんがコーディネートしたのか?」
「そうなの。エトお兄ちゃんこういうの好きなんだ〜!」
ミクサ「似合ってるよ。じゃぁ、行こうか?」
「うん!」
二人をクグラは離れた所から見ていた。ちなみに涼子とミクサの会話はクグラにはよく聞こえていない。
クグラ「涼子…やっぱり男と一緒じゃんかー!しかも、小柄で細身な…あんな奴が俺の涼子を守れるわけがない!」
ボーイッシュな服装をしているミクサがクグラには男に見えるのである。
カンナギ「おい!クグラ!」
クグラ「え!?」
声をかけられ振り返るといつもの四人が居た。
ヨルナミ「こんなところで一人何をしてるのです?」
クグラ「えっ…いや…お前らこそ男だけで何やってんだよ!?」
ヤタカ「僕らは君の家に向かう途中だったんだが。」
アカチ「みんなで宿題やるって話しただろ?」
クグラ「すっかり忘れてた…。」
カンナギ「うわっ!お前バカだなぁ〜!」
クグラ「お前にバカ言われたくねぇよ!二学期の期末俺より下だったくせに!」
カンナギ「たまたまだろうが!普段は俺のがマシだ!」
ヨルナミ「お二人とも!つまらない言い争いはおやめなさい!」
ヤタカ「そうだよ。結局は二人とも似たようなもんじゃないか。」
アカチ「どんぐりの背比べだな。」
クグラ「うるせぇな!…あー!涼子がー!!」