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短編(アラタカンガタリ )

第35章 カンナギとバレンタイン


主人公は日本からトリップしてきた普通の女子高生です。
日本ではもうすぐバレンタインなので涼子は日本から持って来た板チョコを使ってチョコを作る事にした。
「ふふふ〜ん♪美味しくできるといいなぁ♪」
涼子が鼻歌を歌いながらチョコを作っていると離れたところでカンナギがそれを見ていた。
カンナギ「(何だあれは!?色的に…まさかウンコ!?臭いは違うが…でもあの色はウンコだよな?涼子の奴…糞糞言いながらウンコを使って何をしてるんだ…?)」
ちなみに糞糞とは鼻歌のことである。ふふふ〜ん♪が糞と言ってるように聞こえるらしい。
「カンナギ様…食べてくれるかなぁ♪」
カンナギ「(なに!?俺に食べさせるためのウンコだと!?涼子…俺に何か恨みでもあるのだろうか…。)」
チョコをウンコだと思い込んでるカンナギは恐ろしくて涼子に声をかけることができなかった。
そして次の日、涼子はカンナギにチョコを渡した。
「カンナギ様!これ、いつもお世話になってるお礼です。日本では今の時期バレンタインって言って大切な人にチョコを贈る日なんです!よかったら食べてください。」
カンナギ「……ちょこ??」
「チョコってのは茶色くて甘いお菓子です!美味しいんですよ?」
カンナギはチョコの入った箱を開けてみる。
カンナギ「……念の為確認だが、これは……糞とは関係ないのか?」
「……アハハハハハ!!関係あるわけないじゃないですか〜!」
カンナギ「だって…色がよ…ウンコっぽくねぇか?」
「まぁ…そう見えなくもないかもしれませんが…ウンコとは全く関係ありませんから!」
カンナギ「…そうか??」
「はい!だから食べてみてくださいよ〜!!」
涼子はカンナギにチョコを勧める。
カンナギ「じゃぁ…いただくとしよう。ところで…これは何の形だ?ケツか??」
ちなみにハートの形です。大きめなハートチョコと小さいトリュフチョコが入っています。
「ヤダ〜!!ハートですよ〜!!好きな人に贈る時はハート形にするのが定番なんです!」
カンナギ「ん?好きな人??」
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