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短編(アラタカンガタリ )

第34章 ヨルナミとおバカ主人公12


ある日の昼頃いつも喧して下品な涼子が妙なくらい静かであった。
ヨルナミ「…涼子はまだ寝てるんですかね。」
何気に気になるヨルナミは涼子の部屋へ向かった。
ヨルナミ「涼子、いつまで寝てるのですか??」
「……あっ、ヨルナミ…おはよう。」
ヨルナミ「おはようではありませんよ。もぅ昼過ぎですよ?まったく……ん?」
涼子をよく見てみるといつもより赤らんでいた。
ヨルナミ「もしかして…熱ありますか?」
ヨルナミは涼子の額に手を当ててみる。
「ゔぅ……」
ヨルナミ「……なんで具合悪いのを言わないのですか!?すぐ医師を呼びますから待ってなさい。」
そして医師に診てもらい風邪と診断された。
ヨルナミ「今日は薬飲んでおとなしく寝てなさい。」
「……ヨルナミ…一緒に居てくれる?」
ヨルナミ「そんな子供みたいな事を……」
「……私まだ17だから子供だよ?」
ヨルナミ「…仕方ない。仕事をなるべく早く終わらせて来ますから…おとなしくしてなさい。」
「うん……。」
そしてヨルナミは急いで仕事を終わらせ涼子の元に行く。
ヨルナミ「涼子………寝てますか。」
ヨルナミは寝ている涼子の近くへ行く。
ヨルナミ「薬が効いて少し落ち着いてるみたいですね。……ふふっ…寝顔はなかなか可愛らしい。」
「んっ…ヨルナミ…。」
涼子は目を覚ました。
ヨルナミ「起こしてしまいましたか…。」
「大丈夫…。ヨルナミ…ちゃんと帰ってきてくれた…。」
ヨルナミ「流石に具合の悪いそなたを放ってはおけませんよ。」
「ふふふ…優しいね〜。」
ヨルナミ「…なんか違和感ありますね…いつも騒がしいのに今日は妙なくらい大人しいというかまともな…。」
「流石に熱がある状態でいつもの調子で騒いだりは無理だよ。」
ヨルナミ「熱がなくても今のように大人しいときっと男性にモテるんじゃないですか?」
「えー…別にモテなくていいもん。だって…私さ……」
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