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短編(アラタカンガタリ )

第33章 パパの育児奮闘記?(アカチ)


カンナギ「おっ!チビ助来てたのか?」
「チビ助じゃないよ!涼子だよ〜!」
カンナギ「悪りぃ悪りぃ!」
カンナギは涼子の頭を撫でた。
アカチ「カンナギ…涼子にあまり気安く触るな。」
カンナギ「へいへい。」
「……ねぇ、パパってカンナギお兄ちゃんのこと好きなの??」
ナチル「涼子!変なこと言わないの!」
「えー?変じゃないよ?」
アカチ「なぜそう思う?」
「だってカンナギお兄ちゃんが近くに来ると顔笑ってるんだもん。」
カンナギ「(…笑ってるのか?全然分からねぇ…。)」
アカチ「別にそんなことはない。」
「嬉しそうな顔してると思うけどなぁ。」
アカチ「妙なこと言ってないで帰るぞ。」
「えー!もぅ帰るの??」
アカチ「……早く帰ったら遊んでやるぞ?」
「えっ!よし!じゃぁ早く帰ろう!!」

ハニヤスの城にて
「パパ!おままごとしよう??」
アカチ「(あの遊びは俺にはちょっとな……。)……それよりも…花畑に行かないか?冠作ってやるぞ?」
「本当!?行く〜!」
アカチ「(はぁ…よかった…。これで赤ん坊役やらされないで済む。)……では行くぞ。」
そして花畑へ
「パパ〜!このお花綺麗だよ〜!」
アカチ「そうだな。」
アカチは花を摘み冠を作り涼子の頭に被せてあげた。
「わぁ〜!パパ上手だね!」
アカチ「昔…妹にも作ってあげたことがあるんだ。」
「パパの妹??今どこにいるの??」
アカチ「……遠い所だ。」
「………そうなんだ。パパ、寂しい??」
アカチ「……寂しくないと言ったら嘘になるかもしれないな。」
「じゃぁね、涼子がパパの妹の分もいっぱい一緒に居てあげる!涼子が大きくなっても、パパがお爺さんになっても寂しくないからね!」
アカチ「……涼子。」
アカチは涼子を抱きしめ頭を撫でた。
「あっ!パパに指輪あげる!」
涼子は花で作った指輪をアカチに渡した。
「涼子とお揃いだよ?」
アカチ「ありがとう。……そろそろ城に戻るか?」
「うん!…あっ!ナチルにお土産持ってかなきゃ!」
涼子はお土産用の花を摘んでアカチに抱っこしてもらいながら城へ帰った。

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