第29章 ヨルナミとおバカ主人公9
「ヨルナミ〜!!見て見て〜!!」
涼子は走ってヨルナミの元へ向かった。
ヨルナミ「またですか………うわっ!!何ですかそれは!?」
「猫ちゃんの目のコンタクトだよ〜!ついでにコスプレしちゃった〜!可愛い??」
涼子は猫目になるコンタクトレンズを装着し猫耳と尻尾を着けて猫のようなコスプレをした。
ヨルナミ「…ある意味似合ってますよ。本物の化け猫のようです。」
「え〜!?どう見ても可愛い猫ちゃんじゃん!」
ヨルナミ「いや化け猫ですよ。可愛いというよりちょっと怖いです。」
「可愛いのに……きっとヨルナミと私の可愛いの基準がウンコとお菓子くらいの差があるのね。」
ヨルナミ「汚い例えはやめてください。ヒルコ達に見せてきたらどうです?現実が分かりますよ。」
「ふっ!絶対可愛い猫ちゃんって言ってくれるわよ!」
涼子は自信満々に属鞘達に自分の姿を見せに行く。
部屋を出るとシオツチとクンヒラを発見した。
「おぉ!おっさんズ発見!!」
クンヒラ「今おっさんと聞こえたような……!?」
シオツチ「またヤマンバ娘が何かやって……ひー!!」
「見て見て!猫ちゃんよ〜?」
クンヒラ「なんだ!化け猫め!!退治してやる!」
「いや、化け猫じゃなくて猫コスした涼子なんだけど!!」
クンヒラ「問答無用!あらわれたまえ!!ナルカミ!!」
クンヒラは化け猫涼子に攻撃した。
「んぎゃっ!!ヤバいこのおっさん!!退散よ!!」
命の危機を感じた涼子はさっさと逃げることにした。そしてヨルナミの元へ戻った。
「ヨルナミ〜!!」
ヨルナミ「…まだその格好してるんですか。」
「おっさんが興奮してる〜!!」
ヨルナミ「は??」
「私の猫ちゃんコス見て興奮してるのよ〜!」
クンヒラ「ハァハァ…待て〜!!ハァハァ…ハァハァ」
鞘とはいえおっさんなので若者より息切れしやすいのである。
「ほら!ハァハァ言ってる!!」
クンヒラ「違っ…ハァハァ…興奮…ハァハァ…して…ハァハァ」
「ほら!興奮してハァハァだって!!」
ヨルナミ「クンヒラ!こんな変態バカ娘に欲情など許しません!あらわれたまえ!哭多!」
そしてクンヒラは哭多の水で飛ばされましたとさ。
ヨルナミ「もぅその化け猫の格好は禁止ですよ!!」