第5章 隠せない隠さない
「とっても素敵な答えね!私心から応援してるわ!」
「ありがとう!‥また悩むことがあったら、蜜璃ちゃんに相談しても良いかな?」
「もちろんよ!いつでも大歓迎だわ!」
蜜璃ちゃんのお陰で、ようやく私の心は決まった。師範に、気持ちを伝えよう。もしその気持ちが届かなかったとしても、きっと後悔はしない。それ位私の師範への気持ちは膨れ上がっていた。
「ところで‥ずっと気になってたんだけど‥蜜璃ちゃん‥とっても素敵だけど、その隊服‥どうしたの?」
胸元が大きく開き(もう開いているとかそういうレベルではないが)、健康的な太腿が惜しげもなく晒されている姿。私の頭にまん丸メガネの隠の顔が頭をよぎる。
「やっぱりおかしいかしら?師範も驚いていたみたいなんだけど‥公式なら仕方ないって」
「似合わないかしら?」と自分の姿を見てションボリする蜜璃ちゃん。いや。まさか師範も蜜璃ちゃんもそれが公式だと信じたのか?私ですらそのたわわな胸の谷間に目を奪われる。女性の私ですらそうなのだから‥男性が目を奪われないわけがない。師範も見た‥だろうけどそこは師範だ。卑猥な目で蜜璃ちゃんを見ることはないだろう。でも他の男性は絶対違う。
「とっっっても似合うわ!でも‥蜜璃ちゃんの大切な身体を守ってくれる布の面が少ないのが気になるの!今度私から裁縫係の人に私と同じものをもらえるようにお願いしてみるね‥」
姉弟子として、大切な姉妹弟子を守ろうと密かに誓った。
あのスケベ野郎‥ぶっ飛ばしてやる。
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程なくして師範は柱合会議から戻ってきた。
「特別任務が入った。帝都付近に現れる鬼の討伐だ!十二鬼月の可能性が高い」
「「十ニ鬼月‥」」
蜜璃ちゃんと私の声が重なる。十二鬼月を倒す‥すなわち柱になれるかもしれないと言うことか。
「うむ!柏木と甘露寺にも同行してもらいたい!」
「はい!師範の力になれるよう頑張ります!」
「私も私も!煉獄さんの役に立てるように頑張るわ!」
私も蜜璃ちゃんも、師範からのお願いを断るはずなんてない。
「うむ!君たち2人がいると俺も心強い!急で申し訳ないが任務は今夜だ!それまで身体を休めてくれ!」
「‥それじゃあ私、準備もあるから一度家に戻るわ!」
「私も任務まで仮眠させてもらいます」
「うむ!承知した!」
