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暖かく和やかに【鬼滅の刃】【煉獄さん】

第4章 赤く赤く


師範の弟子になってから半年ほど経ち、炎の呼吸の型もかなり使いこなせるようになった。お夕飯を頂いて帰る頻度も増え、自分が煉獄家でご飯を頂く事に段々と抵抗を感じなくなった。そしてその度、師範に長屋まで送ってもらうことにも抵抗を感じなくなった。いや、最初の3回くらいまではもちろんお断りしていた。でもその度に「上官命令」と言われてしまえばもうどうしようもないので諦めたのである。

そんな日々が心地よかった。

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久々に任務で大きめの傷を負った。それも頬に。師範が任務の時は私が休暇、私が任務の時は師範がという感じで中々稽古をつけてもらえる時間が取れなそうだった。なので師範に休むように言われたのをなんとかお願いして稽古をつけてもらった。だから普段よりも疲れていたのだと思う。

その鬼の腕は鞭の様に長くしなっていて、しかもその攻撃は触れたところが火傷のようになるものだった。でも師範に比べれば速さも力もそこまでではなかったし、普通だったら無傷で頸を切れたと思う。なのに疲れからか足を滑らせてしまって、攻撃を避けきれず頬を掠めた。直後に頸を切ることに成功したので幸いそれ以上傷を負うことはなかった。

よりによって顔かぁ。でも自業自得だし、この程度で蝶屋敷のお世話になるのも申し訳ないな‥。傷が残らないことに期待しよう。

そう結論づけた私は自分で適当な応急処置をしてそれで終わりにしてしまった。

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任務明け、稽古をつける代わりにきちんと身体を休めてから来るように言われていたのでいつもより遅めに煉獄家に行く。

「おはようございます!」

稽古場に着くと師範と千寿郎さんが既に素振りをしていた。

「おはよう柏木!」

「おはようございますナオさん!」

「遅くなってすみません。早速私も参加させてください」

「うむ!ではここから素振り500本いくぞ!」

「「はい!」」

千寿郎さんと私の返事が綺麗に重なった。

素振り、打ち込み、そして体術。今日の稽古を無事終え、ご褒美のお茶の時間。体術は体格差の関係で千寿郎さんは不参加だったので、その間に用意していてくれた冷たいお茶と甘い羊羹が私と師範を迎えてくれた。

「はぁ‥疲れた身体にお茶と羊羹がしみます」

「うむ!今日も良い稽古だった!ところで柏木、その頬はどうしたんだ?」
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