第11章 待ち侘びた日々
「宇髄がこの近くにあるというお勧めのお店を紹介してくれてな。明日、外で朝食を取った後行ってみよう!」
またもや出てくる宇髄様の名前。
「はい!私、とても楽しみです!それにしても宇髄様はこの辺りの事に詳しいんですね」
「宇髄は多趣味だからな!では俺はシャワーを浴びてこよう!」
杏寿郎さんがそう言ったので、私が抱きしめていた腕を解放すると、杏寿郎さんがクルリとこちらを振り返り、その勢いのままベッドに縫い付けられる。
「…んぅ…っ!」
激しい口付けが落とされ、差し込まれた杏寿郎さんの舌が私の口内で縦横無尽に動き回る。更にはバスローブの合わせ目に手を突っ込まれ、杏寿郎さんの指先が私の胸の中心を弄り出した。
ちゅっ…くちゅ…
満足したのか、杏寿郎さんの唇が音を立て離れ、胸を弄っていたその手も同じように合わせ目から出ていった。それだけで息の上がった私をニヤリと見た杏寿郎さんは
「味見だ。すぐ出てくる。大人しく待っていなさい」
と目を細め言った。その色っぽい視線に、私は思わず脚をモジモジと擦り合わせる。
「…はい…」
「…あっ…だめっ…んぅ…激しっ…あっ…」
容赦ない揺さぶりに、どんなに抑えようとしても声が漏れ出る。
「…声を…抑える必要は…ない…ナオの可愛い声を…聞かせてくれ…」
そう言って杏寿郎さんは更に激しく私の身体を揺さぶる。
「…だめ…あっ…また…いっちゃ…あぁあっ!」
絶頂を迎えビクビクと震える身体。杏寿郎さんは、その締め付けに耐えているのか、一旦は止まってくれるものの、またすぐ動き始める。
「…いやぁ…も…おかしく…っ…なっちゃ…」
やむことのない快感に、私はもう限界寸前。
「…俺が…満足するまで…付き合ってくれるんだろう…?…ほら…頑張れ…っ…」
「…っあ…んぅ…だめ…またぁ…ん…」
「…もう少し…我慢しなさい…」
「…っん…そんな…っあ…無理…んっ…んぁぁあっ!」
感じたことのない程の気持ち良さに、頭が真っ白になり、私の意識はそこでプツリと途切れた。
目が覚め、杏寿郎さんに抱えられるように浴室に連れていかれ、身体を洗われ、そこでもう一度抱かれた。
湯船に2人で浸かりながら「また来よう!」と満足げに微笑む杏寿郎さんに、心の中で「しばらくは遠慮したい」と思ったのは私だけの秘密だ。