第7章 幸せに手が届く
私はと言うとしのぶさんのその物言が恥ずかしくて赤面していた。我に返った善逸くんは
「え?何?ナオさんってそんなにやばい人なの?それとも妖怪かなんか取り憑いてるの?」
私から徐々に距離を取る善逸くん。
「なんだその虎って!俺が倒してやる!今すぐ連れて来い!」
連れて来いと騒ぐ伊之助くん。
「‥‥」
そして疑うような目で私を見る炭治郎くん。
完全に誤解されている。
「っもう!しのぶさんたら!からかわないでくださいよ!みんな誤解しちゃってるじゃないですか!」
と、焦っている私に
「あら?あながち間違ってはいないと思うのですが‥ねぇ?」
しのぶさんのその言葉に、きよちゃんすみちゃんなほちゃんの3人もこくこくと頷いている。
「もーっ!3人まで!」
「私達はナオさんの事が、優しくてとても大好きです!だけど男性隊士の方々は最近怖がって近づかないと言っておりました」
なんと。そんなのは初耳だ。
「え‥それ本当?私‥そんなに怖いの?」
「いいえ違います。怖いのはナオさんではなくお側にいる煉獄様です」
「万が一ナオさんと接触して、煉獄様に目をつけられでもしたら恐ろしいからなるべく近づかないと、この間入院されていた方たちが言っておりました」
なんと。なんと。
「ナオさんは本当に煉獄様に愛されていますね」
なんと。なんと。なんと。
「「「私たちもいつかそんな風に愛されてみたいです」」」
「大丈夫ですか?顔が真っ赤ですよ」
「しのぶさんの所為ですからねー!!」
「すみません」と笑いながら言っているしのぶさんは絶対に自分が悪いなんて思ってない。
————————-
「と言う事で、ナオさんを3人で協力して捕まえて下さい」
鬼との戦いで連携を必要とする場面もある。と言う事で、しのぶさんから3人への最後の訓練は、3人で連携して私を捕まえると言うものだった。
「え?3人がかりで良いんですか?」
「女の人に男3人なんて‥そんなずるい事出来ないよぉ」
「こんな弱そうなやつ3人でなんて簡単すぎるだろ!」
だそうだ。随分と舐められたものだなと、内心苦笑いをする。
「あらぁ。私の予想では3人がかりでもナオさんに触ることすら無理だと思いますけど」