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暖かく和やかに【鬼滅の刃】【煉獄さん】

第7章 幸せに手が届く


ようやく解放されたのも束の間。ふっと今度は後ろから気配を感じた。今度はいったい誰だと不安に思いなが振り向くと

「お前に杏寿郎の妻がつとまるとは思えない」

会って早々蛇柱様にネチネチと言われてしまった。

「お久しぶりです‥蛇柱様」

「俺はまだお前を杏寿郎の妻とは認めていない」


初対面の時も、初対面にも関わらずとてつもなくネチネチと言われた事があった。何故そんなに目の敵にされるのか理解できず、杏寿郎さんに蛇柱様がどんなお人なのか聞いたことがある。その時初めて、かつて煉獄家で共に過ごした事を聞いた。そして杏寿郎さんは蛇柱様のことを大切な友だと話していた。それで納得がいった。蛇柱様は別に私が嫌いとかそう言うのじゃない。杏寿郎さんのことが大切なんだと。


私は蛇柱様の方へ真っ直ぐ向き直り、その目を見据える。

「蛇柱様。私、必ず杏寿郎さんを幸せにします。鬱陶しいくらい毎日愛してると伝え、杏寿郎さんが毎日笑顔でいられるように死ぬほど努力します。だから‥ご安心下さい」

蛇柱様は相変わらず私を睨んでいる。その威圧感溢れる目が‥怖いわけではない。それでも一瞬たりともそらしたりはしない。きっとそらしてしまったら‥蛇柱様には認めてもらえない。

誰も言葉を発せず、沈黙が辺りを包む。




「ふん。恥ずかしげもなく良くそんな事を人前で言えるな。せいぜい愛想を尽かされないよう頑張る事だな」




‥これは認めて頂いたと言う事で良いのか。杏寿郎さんの方を見ると、とても嬉しそうに目を細め微笑んでいた。

「‥はい!この命尽きるまで頑張ります!」

相変わらずの蜜璃ちゃんの叫び声や、音柱様の囃し立てるような口笛が聞こえてくるが、私にとって杏寿郎さんの友人である蛇柱様にそう言ってもらえたことはとても嬉しいことだ。




「失礼します!例の隊士を連れて参りました!」

そう言ってやって来たのは縄に縛られたボロボロの隊士を抱えた2人の隠。

「やっと来やがったか!待ちくたびれたぜ」

その隊士は‥なんだか想像していたよりもずっと幼くて、鬼を連れて歩いていたなんて信じられない。そう思いながらその隊士をじっと見ていると

「柏木様。お館様より、お部屋をお借りしております。裁判の間別室でお待ちいただくことも可能ですがいかが致しますか?」


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