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【MARVEL】This is my selfishness

第8章 8th



いつの間にか近くにいたらしい店員さんが声をかけてくれたようだ。


『あ、えっと、今日、急遽ドレスを着ることになりまして…それでそのドレスがタイトなスカートなのでドレスのラインを崩さないようなショーツが必要と言われまして…』


謎の気まずさに下手くそな説明しか口から出ない。しかしさすがは店員さん。特に嫌な顔をすることも無く、にこやかな顔をしたまま、「なるほど」と頷いてくれた。


「どういったものが好みとかありますか?」

『えっ、えっと…布面積があると嬉しいです…』

「それでしたらこういうデザインのものは如何ですか?」


店員さんが差し出してくれたのは総レースで紐よりは布面積があるショーツだった。それでも普段わたしが身につけているものよりは布面積が小さい。
レースのおかげで上品さが際立ち、エレガントにも見える。ウエストの部分もレースになっているからショーツラインが見えなさそう。


何より……

『可愛いですね』


想像していたものや先程目に付いていたものより派手すぎず、セクシーさを全面に押し出してるような印象もなく、上品で可愛らしい。


「こういったものならあまり抵抗なく身につけられるかと。カラーもレースの柄も豊富ですよ」

『本当ですね!これならわたしも履けます!身に付けたら気分が高まりそう』


パジャマと同じだ。自分の気持ちを高めたりするのに良さそう。
わたし、こう見えてセクシーで上品な下着を身につけてるんです、ふふん♪みたいな。





店員さんに見せてもらったカラーバリエーションの中から白と黒で悩む。

白の方が上品で、黒は他の色よりセクシーさがある気がする。
ドレスのスリットが深いとはいえ、さすがに見えないだろうとは思うけど、万が一、ウエスト部分が見えた時とか、ドレスと同じ黒だったら『ドレスの一部です!』って言えるのでは?



よし、黒にしよう。


…どうせだから合わせれるように黒のブラジャーも買っちゃおっかな?

ドレスはノーブラだけど、今後普通にショーツを履く時に一緒に身につける用のブラジャーを選んでお会計をした。




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