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【東リべ】半間くん依存症

第2章 02


「座れよ」

そう言われて、鉄の柱が寝かされたところに腰を下ろした。平べったいその資材は前後に2人座れるくらい太く、半間くんは私の後ろに腰を下ろした。
とくになにか語るでもなく、彼はそのまま煙草に火をつけた。

どれくらい時間が経ったのだろうか。私も彼も何も語らず、ただぼーっとしていた。私は週末の疲れから、段々と瞼が重くなってきた。すると、半間くんの手が、包み込むように頭を撫でる。まるで、寝てしまえというような手つきだった。逆らうこともできず、私は目を閉じたのだ。
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