第7章 終
「どうしたぁ?」
「…半間くん、私に飽きたら、早めに教えてくださいね」
彼に見捨てられたら、私はきっと生きてはいけない。叔父を殺した事実に心が耐えきれない。半間くんが私を求めてくれるから、私はここにいられる。
「恋人になって早々別れ話?喧嘩売ってんのか?」
「そうじゃないです。きっと死にたくなってしまうので、半間くんの迷惑になりたくなくて」
「ばはっ!いいぜ、でもそん時は俺が殺してやるから、心配すんな」
「それは……安心ですね」
彼に殴られるなら、、首を絞められるなら、それはきっと幸福なことなんだろう。どんなに痛くても苦しくても、私は彼から与えられるものなら迷わず受け入れる。
「半間くん、好きですよ」
「ああ」
貴方からの返事がなくても、握る手の強さと、優しいその視線が、答えになる。
半間くん依存症 終