第6章 06
「だらしねぇな弥月、上も下もぐちゃぐちゃだ」
指を増やしても難なく受け入れるそこは、今までどれだけ蹂躙されていたかよくわかる。弥月は顔を赤く染め謝罪を述べるが、半間は優しく頭を撫でて額にキスを落とした。
「俺に触られて、そんなに興奮してんのかぁ?かわいーな」
甘ったるくまとわりつくような声だった。弥月は囁かれたその言葉に、さらに顔を赤くする。初な反応を見せられ、半間はさらに欲をかき立てられる。下を脱ぎ捨て、膨らんだ欲望を押し当てた。
「ほら、背中に手まわせ。いくらでも爪を立てればいい」
シーツを掴んでいた弥月の手を離し、片方ずつ自分の背に回させる。緊張か恥じらいか、弥月の手は震えている。
構わず熱をつき入れる。