第6章 06
「ぁ、ああっあああ!!」
「あっは、キツイなぁ」
左右の壁を押しのけ、奥へと突き進む。コツンと亀頭が奥に当たる。その瞬間、爪を背中に食い込ませながら、弥月は大きく体を痺れさせた。
「あ、ふぅあっ!ああ」
「きもちーなぁ弥月。動くぞ」
挿入を繰り返せば、甲高い声が木霊する。仰け反った喉に歯を突き立てれば、中はさらに締め付ける。
叔父の時は感じなかった気持ちに戸惑いながら、弥月は自分を攻めたてる快楽に抗えない。
「はん、まく…半間くん!!」
「ん〜?」
必死になって呼び掛けた。熱を感じ、涙を流しながら必死にしがみついた。
「好きなんです!半間くんが、貴方が好きなんです」
「そうかぁ」
執着を見せるまいとしていたのに、口から溢れるのは半間への愛。溢れ出した思いを、弥月は止めることが出来なかった。
「一緒に、いたいんです!貴方のそばにっ」
「…いいぜ」
「え?」