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【東リべ】半間くん依存症
第3章 03
「おかえりなさい」
いつの間にか、半間くんが帰ってきていた。彼は、私の左手を掴んで血を流すために流し台に持っていった。そのままタオルで包み血が止まるように圧迫する。
「半間くん」
「ん」
「痛いです」
「ん」
「痛いんです、半間くん」
やっと痛みを感じた。涙が止まらない。半間くんはそのまま、空いている方の手で私の頭を抱き寄せた。
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