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もう一度、を叶えるために。first

第2章 これからどうしよう



実を言うと、イタチは私の初恋の人だ。
初恋って言うと語弊があるのかな。
前世の恋ってカウントに入る?
いやいや、今世は今世だよね。
まぁ、この際何でもいいや。

何が言いたいかと言うと。
私の淡い恋心は、今この時をもって木っ端微塵に砕け散ったという事。

あれはだめだ。
好きなっちゃいけない人だ。
憎むべき仇になるとか、犯罪者になる人だからとか、そんなんどうでもいい。
そういう次元じゃない。
イタチの中には、常に木の葉を守る事とサスケを守る事しか頭になくて、その他は一切入る余地なし。
あとは、守り切れるだけの力を求め、修練する事が、彼を構成する全てなのだ。

…無理だろう。
普通に考えて、無理だ。
不毛な恋に終わるに決まってる。
キズつくだけの恋だと分かってていつまでも引きずる事程バカげた事はないと思う。
よって、私はこの恋は綺麗さっぱり忘れる事にしようと思う。

それよりも問題は一族の全滅。
イタチは多分徹底的にやるだろう。
だから、ものの見事にサスケしか生き残らなかった。
このままいけば、私もあと何年か後にはあの世行きだ。
折角転生したのに余命数年とか嫌すぎるでしょ。

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