• テキストサイズ

もう一度、を叶えるために。first

第18章 記憶喪失に…なりました?





とある日。
いつものように仕事終わりの休憩時間にこんな話になった。


「エニシ、今度都に行ってみない?」

「都ですか?」

「そう、里の外にある火の国の大名が住まう都。お膝元だけあって、色々なお店がずらりと並んでて楽しいわよ。」

「可愛いのにお高くて諦めた服とか、安く買えるからお得よ〜。」

先輩のサキさんとナツさんは年末になるとよく都に行くんだって。
歳末バーゲンセール狙いなんだとか。

バーゲンねぇ。
それも里の外でしょ?
ショッピングしてみたいかも!

「ぜひ、行きたいです!」

「決まりね。宿は私達で決めるけどいいわよね?」

「分からないんでお任せします。」

「じゃあ、来月の二日に予約入れとくから支度しておいてね。」

「分かりました。よろしくお願いします!」

来月…十二月二日ね。
準備しなくちゃ。

/ 662ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp