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もう一度、を叶えるために。first
第17章 うちはの里を作っちゃおう2
「大丈夫…、大丈夫…!」
息が切れ切れになるのも構わずに全速力で森を駆け抜ける。
小枝が全身を切っていって、ぴりぴりと痛むけど足を止めてはいられなかった。
あと少し。
ここを抜けたら目印が見えて…
その前に、見てしまった。
家屋が全部崩されていた。
残骸といっても過言でない状態。
気が抜けたせいで、枝につまづいて結構な高さから落下した。
「……っ!う、ぐ…。」
嘘だ…。
見間違いじゃ…。
その思いから、起き上がり地面を駆け出す。
嘘だ。
嘘だ!
嘘だ!!!
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