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もう一度、を叶えるために。first

第17章 うちはの里を作っちゃおう2



「どういたしまして。次、どっちがする?」

兄ちゃんとイタチの方を向いて問いかけると、二人は顔を見合わせた。

「じゃあ…、俺から。」

そう言って控えめに手を挙げたのは、意外にもイタチだった。

「よし、じゃあ、寝袋に横になって。」

そう言うと、素直にうつ伏せになってくれた。
先生と同じ様にバスタオルをかけて跨ると膝立ちになる。

…あれ…?
何だか先生の時と違う…。

「いきます。」

「あぁ。」

すっと触れた時、僅かに自分の内側がピリッとなって、わけもなく顔が赤くなりそうになる。

…本当にわけが分からない。

集中…集中…。

先生と比べて体が小さい分、ツボの位置も考え直さなきゃ。
子どもの体なんだし、柔軟性は大人よりあるからツボ重視より筋肉弛緩を促す方が上手くいくかもしれない。

考えろ…臨機応変…。

やることは先生の時と変わらないだろ。

集中…!

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