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もう一度、を叶えるために。first

第17章 うちはの里を作っちゃおう2




なんて、笑ってられたのはここら辺までだった。
次の五棟は、息も絶え絶えにしゃがむことが多くなってきて、その度にチャクラ切れの対処や水分補給、携帯食の間食などなど、対応に追われた。

そんなこんなで夕方には十五棟が立ち並んだ。
でも、このへばり具合はちょっとドクターストップをかけたいくらいだわ。


ってなわけで、夜はテンゾウさんのメンテナンスにかかりきりになった。
体力回復とチャクラ回復のツボ押し、それと体全体のマッサージをやって、こんな日のために用意した兵糧丸を食べてもらう。
これは、シカクさんに無理言って作ってもらった物で、チャクラ回復に重きを置いた秘蔵メニューだ。レシピはもちろん極秘だから教えてもらえなかった。


「これで明日にはかなり回復してる、筈です。」

こんなに疲れてると自信ないけど。

「ありがとう。ここまで至れり尽くせりは初めてだよ。」

「どういたしまして。もう、今日は寝た方がいいですよ。睡眠が一番効きますから。」

「そうだね。じゃあ、今日は先に休ませてもらうよ。おやすみ。」

「はい、おやすみなさい。」

そう言って寝袋に入って僅か十分。
すぅすぅと寝息が聞こえてくる。

「寝たね。」

「ばたんきゅーでしたね。明日はちょっとペース落とした方がいいかもしれないです。」

心配そうに見ていたカカシ先生に答えると、先生は兄ちゃん達を見た。

「どうだ?」

「大丈夫です、問題ありません。」

「今日の成果は十五棟か。明日は十棟弱だとして、計画の遅れは出そうか?」

「全体で四十三棟で、今日の分引くと残りは二十八棟。あと五日もあるので明日休んでもいいくらいです。」

兄ちゃんの答えに先生は少し考えた後、納得したように頷く。

「じゃ、明日の様子次第だな。今日は俺達も休むか。」

「そうですね。」

イタチの相槌にそれぞれが動き出そうとしたところで、思いついた。

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