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もう一度、を叶えるために。first

第13章 変わりゆく日常と濃くなる影



「ペイント取って見せてください!」

「嫌だって言ってんでしょーが。」

ぐぎぎ、と意図せず取っ組み合いになっていると…。

「おぉ、カカシじゃないか!変装とは珍しいな!」

ガイさん登場!
でもこっちはそれどころじゃない!

「お主ら何をやっとるんじゃ…。」

「その反応が正解!」

「分かってるなら離しなさいよ…!」

パックンの呆れ返った突っ込みに私が反応して、更に先生が私に突っ込んだ。

「今日も青春しようじゃないか!勝負は何にする?」

そしてガイさんは空気を読まない!

「それどころじゃないの、見れば分かるでしょーよ…!」

「だからペイント取って見せてくれれば済む話なんですよ、すぐ終わるんです!」

「よーし、今日は三人で相撲をするか!」

「「空気を読め!」」

思わず声が揃った。

「はっはっはっ!いいじゃないか!」

この人、いつもこの感じなのかな…。

ちょっと油断したのがまずかった。
握っていた手をさっと引っこ抜かれてしまう。

「じゃ、賭けをしよう。そんなに素顔が見たいんならガイに勝ったら見せてあげるよ。」

「何で私が勝負しなきゃなんないんですか。」

「じゃ、この話はなかった事に。」
「やる!やりますから!」

くそ〜!

「カカシはしないのか?」

「たまには風変わりでいいでしょ?それにこの子うちはの子だよ。」

カカシ先生は面倒くさそうに手をひらひらと振るもガイさんは気にもしてないご様子。
それよりも、と言わんばかりに私にキラキラしたおめめを向けてきた。
げっ!

「そうか!君はうちはの!それは一見の価値ありだな!よろしく!」

「よ、よろしく…。」

ち、近い近い怖いから!
のけ反っても間に合ない!興味津々が過ぎる!

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