第13章 変わりゆく日常と濃くなる影
…あの場面、なんかちらっと見たことある様な気がする。
見た時は、さすが漫画。ありえない。とか思ってたのに、本当に出来るんだね…。
忍としての目線で見ると出来なくはない、とは思う。
けど、あんな命懸けに近い修行はやらない。
「さすがカカシ先生。」
パネ〜。ストイック〜。
私は良い子だから絶対真似しない。
…しないったらしない。
「あぁぁ〜…。」
やっぱりあんな風に限界の限界までやった方がいいのかな…。
「はあぁぁ〜…。」
やっぱり修行するか…。
やるだけやれば後悔しなくて済むかもしれないし。
「よし、行くか。」
私はくるっと方向転換し、修行場を目指した。